無能の仕事日記

無能の仕事日記

入社13日目

先輩との関係が険悪になった後から、もうどうなっても良いと思い、挨拶や仕事に関してこちらからはアクション起こさないようにする事に決めた。

だから、今日も朝から現場を徘徊しながら職人さんの雑用をひたすらこなす。

事務所で昼ごはんを食べ終わり、現場に出るとクソ先輩が見た事ない人と話をしている。

少し気になったのでわざと近くを徘徊してみた。

どうやら本社の管理職の人だとわかった。

ついにこのクソ先輩について全てを伝えるチャンスがやってきた!

自然な感じで話に入った。

無能:「初めまして。今月から入社した無能です。よろしくお願いします!」

管理職:「君が新人の無能くんか。仕事はどう?」

そう聞かれたのでクソ先輩もいたが、もうどうでも良いと思ってるので正直に言った。

無能:「入社して2週間弱ですが、全然仕事を教えてもらえないし何もない時間ばっかり続いてます。」と言った。

クソ先輩に管理職の方が話しかける。

管理職:「おい、何も教えてないのか?」

先輩:「いえ、そんなことありませんよ。ちょうど今から新しいことを教えようとしてた所です。」

管理職「はな、はよ教えたらんかいな。」

先輩「あ、はい!すみません」

そう言って無能に管理職に見られながら仕事を教え始めた。

内容は週間工程資料の作り方。

細かい所まで一つ一つ丁寧に教えてくる。

いや、おかしい。今まで放置ばっかりでこんな事無かったんだからそれを管理職の方に今ここで正直にやってやる。

無能:「あの、すみません」と本社の管理職の方に一声かけた。

管理者「あ、いいよいいよ仕事覚えて。ほな私は帰るからあとはよろしく頼むで」とクソ先輩に言って事務所を出て行った。

最大のチャンスを逃してしまった。

それに管理職の方が帰った瞬間、「あー危ねえ。あとは俺がやるからまた現場の職人さん達見といて」そう言われた。

まじでありえない!

さっき来られた管理職の方に電話してやりたいが番号が分からないので泣く泣く諦めた。

夕方、職人さんたちが帰るタイミングでどうせやることがないので「お先に失礼します」とだけ言って何も言われなかったので帰宅した。

また明日!