無能の仕事日記

無能の仕事日記

入社9日目&10日目

入社9日目

昨日はじめて資材の発注方法を教えてもらったから今日からお願いされた時はできそうだ!

少しワクワクしながら職場に着いた。

無能「先輩おはようございます。今日は何をすれば良いでしょうか?」

先輩「昨日色々教えたよね。」

返事はそれだけだった。

確かに昨日、資材の発注方法と書類作りについて少し教えてもらったけど、たった1日の指導のみで今日からいきなり自分で仕事を見つけて行動するなんてまだ無謀すぎる。

それに昨日教えてもらった作業は毎日やらないといけない作業ではないと言われていたのだ。 

こうなったら何をすれば良いのか分からず、これまで同様に職人さんの近くを徘徊して雑用をひたすらこなす。

結局これが職人さんが退社する時間まで続いた。

そしてそのあとは何もやる事がないのに帰れない事務所での先輩と2人きりの謎時間がいつものように始まる。

おそらくここで、帰って良いですか?と聞くことですぐに帰れるのだが聞きにくい。

しかし何もやってないのに残業代が貰えるならば借金を抱える無能にとっては都合のいいことなのかもしれない。

やる事もないので資材発注画面にログインして、資材の名前を覚え始めた。

5分ほどして先輩から声がかかる。

先輩「資材画面入ってる?」

無能「あ、はい。勉強のために見てます。」

先輩「抜けてくれる?作業したいのに無能くんがログインしてるから入れないんだけど?」

無能「あ、すみません。抜けました。」

先輩「ありがとう、帰って良いよ」

また明日!

 

10日目

まじで意味わからねえ事でまた怒られた。

いつも通り出社してまた昨日と同じことを言われた。

先輩「色々教えたからちゃんとしてね」

続けて書く事になるが、一昨日確かにいくつか仕事を教えてもらったが、どう考えてもその業務は今日の作業には必要ない、誰でもわかる。

そして結局、自分で仕事をしている風に歩き回り、職人さんからの雑用をこなすいつもと同じことになった。

またしてもそのまま職人さんの退勤時間までこの作業が続いた。

そのあとは恒例の事務所で先輩と2人の時間。

もちろん今日もやることなんて何もない。PCを開いて寿司打と呼ばれるタイピングゲームをしながら先輩から何か指示が出るのを待った。

昨日みたいに5分ほどで声をかけられることがなく30分以上過ぎたのでまた、資材画面に入ってみた。いろいろ資材の名前を家で覚えようと必死にメモにとった。

その最中にまた昨日と同じ事になった。

先輩「資材画面抜けてくれ。」

無能「あ、すみません。抜けました。

先輩「何もお願いしてないのになんで資材画面見てるん?」

無能「あ、すみません。勉強のためです。」

先輩「他にやるべき作業は終わったの?」

無能「すみません。やる事が何も無いです。」

先輩「自分で考えて仕事を見つけろって昨日から言ってるだろ!」少し怒り口調で言われた。

まじで意味わかんねえ!

何一つやることも分からないのに一方的にキレられる。

たった少し仕事を2日前に教えてくれたからってもう何も指導しなくてもできると思うなんて頭がおかしすぎる。

と思ったもののそんなことは言えないので

無能「いつも迷惑かけてすみません」と答えた。

先輩からのそれ以上の返事が無かったので帰って良いのかも分からず、次はネットサーフィンを始めた。

しばらくしてやっと先輩が

「なにしてんのさ、早く帰りよ」と言って来た。

あまりにも腹が立ったので何も言わずに荷物をまとめて帰路についた。

もうこんなクソ現場辞めたい。また明日!